和尚のひとりごと№1730「六時礼讃 中夜礼讃49」

和尚のひとりごと№1730「六時礼讃 中夜礼讃49」

【原文】
略懺悔(随喜)

歴劫已来懐嫉妬
我慢放逸由痴生

【読み下し】

歴劫より已来、嫉妬を懐く。
我慢・放逸は痴によりて生ず。

【意味】
はるかな昔から妬みと嫉みの心を懐き
慢心となまけ心が無知によって生まれ

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。

訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。